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【マンガ読んだ】ハイスコアガール1巻2巻3巻 / 押切蓮介

週末にこれまでなんとなく読んでなかったんだけど、kindleで買えるなら買って一気読みしてしまうパターンの第2弾。

きっかけになったのは、以下の記事。

 リンク: いつも心にゲームを――押切蓮介『ハイスコアガール』 - 新刊書籍・新作映画を語る.

その思想とは何か。それはつまり、「ゲームとは、一人の人間の規範や心の支えになりうるのだ」という、圧倒的に肯定的な考え方である。ゲームセンターに鎮座しているストⅡやファイナルファイトみたいなゲームは、世間的には単なる暇つぶしで何の役にも立たないと思われているかもしれない。が、そうではない。『ハイスコアガール』で描かれているように、一見暇つぶしのためのツールであるゲームであっても、それが時に少年少女の孤独な魂を支え、彼らを繋ぎ、規範となり、時に突き動かすのである。だからこそ、ハルオはあのシーンで走り出すことが出来たのだ。この思想が根幹にあるからこそ、『ハイスコアガール』はふと人生に訪れる真摯な瞬間を切り取ることに成功している。

とにかく、読み始めて、いきなり一気につかまれました。上の記事でも書かれていますが、1巻ラストに向かう一連の描写。これは、ホントすごい。

そして、2巻の「JAPAN!!」。3巻の受験勉強をクリアしていくところ。これはねえ、愛ですよ。ゲームへの愛。

こういう見せ方や、感情の動かし方って、ゲームとか映画の世界だと思っていたんですが、マンガでもこんなことできるんだと、強烈な印象が残りました。

あとね、カラーページがいい。これならカラーの意味がある。うまいってわけじゃないんだけど、いい!3巻以降、続巻ということらしいんですが、kindle版は紙と同じタイミングで出てくれるだろうか?

早く4巻読ませてくれー!!!!